今日読んだ本言い寄る (1978年) (文春文庫)作者: 田辺聖子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1978/08/25メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る

言い寄る
好きな男の人がいて、あと体の関係がある男が二人いて(若いのとおじさん)。
好きな男の人には女として見られてなくて、しかも友人に取られてしまい、おじさんとの方は別れを決意したすぐに、若い方の男におじさんとの関係がばれ大喧嘩・・・
散々だけど最後はハッピーエンドになる小説。


中3369
お寺でやっている料理教室のような雰囲気のところににいる。自分はそこの生徒として通っているのか、働いてるのかよくわからない。
イチゴちゃんらしき人と、あと、イチゴちゃんの友達と二人(知らない人)がいて、私が一番下っ端なのでうまく輪の中になじめずにいた。3人は奥の部屋で料理を作って食べ始め、私はその中に混ぜてもらっていいのかどうかわからず、手持ち無沙汰になってお堂の階段のところで座っていた。するとぞろぞろと人がやってきて(年配の女性が多い)「先生のお話を聞くのはここでいいの?」と聞かれた。私はよくわからなかったが「廊下渡って奥の部屋に行ってください」と言った。先生と言うのはここのお寺の住職であり、料理教室の師匠でもあった。奥の部屋からイチゴちゃんの友達が出てきて「お客さんが来たら奥の座敷に案内してくれる」と言われたので私は続々やってくるお客さんを案内していたがなんとなく疎外感を感じていた。場面は変わり、私はヤナギハラカナコと京都の町を歩いている。さっきのお料理教室の帰りではなく、祇園で行われた編み物教室の帰りである。ヤナギハラカナコはトランペットをやっているそうで、私は、始めたきっかけを聞くと小学校の時に金管バンドをしていたからと言った。「私も小学校の時、金管やってたよ。ユーホニウム・・・」と言いかけたがヤナギハラカナコがしゃべり続けたので聞き役に徹した。私たちはちょうど四条堀川にさしかかっていて、北側にある喫茶店のカレーがおいしいらしいので入ることにした。そこは昔からある「喫茶店」といった感じでうすぐらいランプ明かりに緑のベルベットの絨毯、いすもおそろいの緑のベルベットだった。店内は狭く、木の重厚な感じの螺旋階段があって私たちはそこを上がって2階の席についた。すると地震が起きて、慌てて店内から飛び出した。電信柱が傾きかけていて、また余震が来たら折れるんじゃないんだろうかと心配になってたら電気工事の人がきて、ひょいひょいと電信柱に登っていった。「あ、あぶない!」と思ってみていると電気工事の人の操作のおかげで、傾いていた電信柱が全部、ぐにゃりとしなった。こうして次に余震がきた時にも折れることはないだろう。見守っていた通行人からいっせいに拍手が起こった。私たちはそれを見届けて家に帰ることにした。帰りながら編み物教室の話をした。柳原は編み物教室は祇園の方にいってるらしい。先生は祇園と南の方に教室を持っていて、柳原は壬生に住んでいるから祇園よりももう一つの教室の方が近いのに・・・と思った。私は祇園ともう一つの教室を二つ行っており、そのことを柳原に言うと「へぇ二つ行ってるんだ。だから進むのが早いんだね」と言った。柳原の家に近づいたので私たちは別れた。私は柳原の家よりも東に自転車を止めていたので、また戻って取りに行かねばならないのだが、めんどくさいのでそのまま我が家へと向かった。地震があったので親が心配しているかもしれんと実家に電話したがつながらなかった。やはり災害直後というものは繋がりにくいのだと思いつつ、家にある災害グッズを出しておかねばとも思った。